REBORN ART FESTIVAL 本編ラスト
リボーン・アートツアー@雄鹿半島
http://www.umimachi-sanpo.com/raf2019/raf2019-oshika-tour/
雄鹿半島の5つのエリアのアートを一日かけて回るバスツアー
ツアーのはじまり
石巻駅
地元のガイドさんに案内してもらいながら、
最初の目的地・荻浜をめざす。
そして、道すがら見えてくる震災のあと。
今回泊まった宿も石ノ森萬画館の周りも、市街地は比較的大きな建物は昔からのところが残っているけど、普通の民家は真新しい家が多い。
流されたりして、立て直したり、更地のままになってたりしたんだろうな。
かつて東洋一と言われた大きな倉庫も津波の被害にあって納められていた海産物が流れてしまって大変だったそう。
いまでは前より大きな倉庫に建て替えられて、石巻の「食」を支えてる。
アートを巡るだけじゃなくて、土地のことも知ることができるていい。
万石浦
石巻の名物のひとつが牡蠣
うー食べたい。
蛤浜
道の途中に見えてきたかわいいツリーハウス。
蛤浜の人たちがつくったカフェはまぐり堂の目印。
ここは津波で壊滅的な被害を受けた蛤浜の人達が、暮らしをつないで、笑顔が集う場所を目指してつくった場所。
「こんな田舎に人が来るわけない」て言われながら様々なひとたちの協力で作られたその場所は、いまでは年間1万人もの人が集う場所になったそう。
次に来るときは予約制のランチたべてみたいな。
月浦
支倉常長たち慶長遣欧使節団がスペイン・ローマへ旅立った場所。
主君・伊達政宗の命を受けて西洋に旅立ち、ローマ法王に謁見し、キリスト教に改宗して帰ってきた彼ら。
しかし、戻ってきた日本ではキリスト教は弾圧され、支倉常長は失意の中で亡くなったそう。
一部の家臣はローマに残り、その他に名を残している、なんて歴史の話面白い。
荻浜エリア
REBORN ART FESのシンボル
名和晃平さんの雄鹿がいる荻浜
浜に行きがてらの道からアートみたい
チリチリの太陽の下
てくてく歩いてご対面
White Deer
そう、この子に会いたかった!
海と山 石巻の自然をバックにどこから見てもカッコいい!
Analemma-Slit
太陽の光がそのままアート
Flame
燃え盛る火口のように見えて
ひんやり涼しい不思議な感じ
Emerge
かつての魚雷格納庫の奥に潜む不思議な光
荻浜の地形を生かしたアートたち面白い
そんな作品たちを眺めながらランチも楽しそう。
メインビジュアルがある事もあって賑わってた荻浜。
楽しそうなこの光景も震災があったから今あるんだよなぁって思うと
楽しいけどちょっと複雑。
そんな荻浜を後にしたら
小積エリア
鹿と人間の数のバランスが崩れて害獣問題が起きているという小積。
そこでは駆除された鹿を活かす試みも。
その後の物語
このエリア一番のお気に入り
すべての場所に命が宿る@雄鹿のスケッチ
キトラ古墳みたい
小積浜を抜けたら
ランチタイム
地元のアーティスト・ホヤパイ女将の食堂で地元ならではのご飯
カサゴの唐揚げに、鯨の煮こごり、ひじきも初めて見る大きさ
やさしくて美味しい。
鮎川エリア
お腹を満たしたら鮎川へ
捕鯨基地として昔から栄えていた鮎川
ちょうど鯨まつりの日でお祭り会場に地元の人がたくさん
鮎川集会所の近くには青葉市子さんのかわいい作品
風の部屋
入口入る前からかわいい
雄鹿のオーちゃんと鯨のクーちゃん(勝手に命名)かわいい
そしてこの気づかい!
もちろん中にはアイスキャンデー!(暑すぎて写真撮る余裕なく食べちゃった)
青葉さんの人肌感にほっこりする
お隣には
詩人の家
詩人はお昼ごはん中。ざんねん。
夜はいろんなアーティストさんの集うBARになるそう。面白そう。
足元にはかわいいマンホールたち
そこから車でちょこっと
ここまできたら雄鹿半島の端っこへ
国民宿舎コバルト荘
海の向こうは金華山
思えば遠くにきたもんだ。
金華山も行ってみたいなぁ。
さて、半島を折り返して最後のアートエリア
桃浦エリア
旧荻浜小学校の校庭に見えてきたのが
ぽっかりあいた穴の秘密
中にはいると
キャリーちゃんをプロデュースした増田セバスチャンさんの世界観!
すごーい!
校内にも
Microcosmos-Melody
この感じちょっと既視感
ちゃんと調律されてるっぽくて、いい音。
校内の至るところがアート
White Forest of Omens
Peach Beach, Summer School
学校を出て桃浦へ
ふしぎな
淡(あわ)
草間彌生さんの定番水玉
新たなる空間への道標
防波堤のそばに建てられた
Lonely Museym of Wall Art
港には
海神さま
みんなを見守ってる
そしてラストは「食」とつながる
命は循環していて、命は神に送られて神は命を人間に与える。我々の魂は永遠に続く
この桃浦はいまは10人くらいしか住んでいないそう。
だから、このイベントで人が来て賑やかになってうれしい。
て、ボランティアで運営サポートされてる地元のご婦人が話してくれた。
暑い中、交通整理してくれてるのは市役所の人らしい。
いろんな人のおかげで石巻を満喫できた。
今回、レンタカーなしでアート鑑賞する為に参加したのだけど、
このツアーに参加できてすっごくよかった。
・4つのエリアの8〜9割の作品を見て回れて
・地元の食材を使った美味しいランチも食べられて
・移動の間は石巻の話、震災の話はもちろん、歴史や文化の話きけて
ただアートを見てまわるだけじゃなくて
1日かけて土地のことを地元の人のきいてまわるって
このツアーに参加しなかったらできなかったと思う。
汗だくになりながら1日アテンドしていただいたガイドのみなさん
暑い中フェスを運営してくださっている市役所・ボランティアのみなさん
ありがとうございました。
今回のアートフェスで強く思ったのが
"アートは「問い」のきっかけ"
て思えばいいのかな、てこと。
「アート」て一口に言っても
いろんなアーティストさんがいて
いろんな作品があって
全てが万人に受け入れられるわけじゃないと思う。
けれど、その存在によって
"何かを考えるきっかけ"
て思えば良いのかな。
アート⇨問い、デザイン⇨解
みたいに。
8/20からは網地島のアートもスタート。
網地島ツアーも行きたいなぁ。
https://www.umimachi-sanpo.com/raf2019/raf2019-ajishima-tour/