20歳でお茶を習い始めた女性の
お茶と共に過ごした日々を描いた
原作者:森下典子さんの自伝的物語の映画化ときいて
お茶を習っているものの端くれとしてみてきた。
日日是好日とは
その日一日をただありのままに生きる
たとえ嵐の日であろうと
何か大切なものを失った日であろうと
ただひたすら、ありのままに生きれば
全てが好日
ということ。
こんな人におすすめ
・お茶を習ってて興味がある
・樹木希林さんの演技をみたい
ここからはネタバレ注意
これは原作者:森下典子さんが20歳でお茶を習い始めてから
24年間の物語。
大学卒業後の進路に悩み
親しい友達がライフステージを変えていくのに置いていかれたように感じ
途中から入ってきた若い子にあっという間に追い抜かれて
心が大きく傷つく出来事に出会って
大事な人を失って
それでもお茶と共に過ごした
まさに「日日是好日」の言葉を体現した物語。
ところどころ身をつまされるシーンがあって
「うっ」てなる。
ただ、全体的な印象は
いまいちまとまりに欠けるパフェみたい。
それぞれの要素の意図はわかるし、
お茶をやってるからお茶のシーンは興味深かったけど
お茶をやってない人はどうだったんだろ。
気になるところは色々あるけど
とにかく、希林先生の
「頭で考えるんじゃない。数を重ねて手で覚えるの。」
て台詞がこたえました。