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日日是好日

日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)

 

www.nichinichimovie.jp

20歳でお茶を習い始めた女性の

お茶と共に過ごした日々を描いた

原作者:森下典子さんの自伝的物語の映画化ときいて

お茶を習っているものの端くれとしてみてきた。

 

日日是好日とは

その日一日をただありのままに生きる

たとえ嵐の日であろうと

何か大切なものを失った日であろうと

ただひたすら、ありのままに生きれば

全てが好日

ということ。

 

 

こんな人におすすめ

・お茶を習ってて興味がある

樹木希林さんの演技をみたい

 

 

ここからはネタバレ注意

これは原作者:森下典子さんが20歳でお茶を習い始めてから

24年間の物語。

 

大学卒業後の進路に悩み

親しい友達がライフステージを変えていくのに置いていかれたように感じ

途中から入ってきた若い子にあっという間に追い抜かれて

心が大きく傷つく出来事に出会って

大事な人を失って

それでもお茶と共に過ごした

 

まさに「日日是好日」の言葉を体現した物語。

 

ところどころ身をつまされるシーンがあって

「うっ」てなる。

 

ただ、全体的な印象は

いまいちまとまりに欠けるパフェみたい。

 

それぞれの要素の意図はわかるし、

お茶をやってるからお茶のシーンは興味深かったけど

お茶をやってない人はどうだったんだろ。

 

気になるところは色々あるけど

とにかく、希林先生の

「頭で考えるんじゃない。数を重ねて手で覚えるの。」

て台詞がこたえました。

 

茶の湯に興味がある人は「利休にたずねよ」も。