何度も訪れている場所でも
テーマを持って旅すると
今までと違う体験が味わえる
アバンギャルド茶会のみなさまと歩く京都ツアー
テーマは「茶の湯」
茶の湯
といえば
戦国時代に活躍した茶人・千利休
「侘び寂び」の美を広めたプロデュース力で
信長や秀吉などの武将に一目置かれるも
最後はその影響力を恐れた秀吉に切腹を命じられて亡くなる
そんな利休さんの縁の地を訪ねる今回の京都旅
最初の目的地は
待庵
京都駅からJR京都線で15分
サントリー山崎蒸溜所で有名な「山崎駅」の駅前
待庵は日本最古
かつ千利休作の現存する唯一の茶室
天正10年山崎の戦い(羽柴秀吉VS明智光秀)の時に秀吉によって呼ばれた千利休がつくったとされる庵
いまは 臨済宗東福寺派に属する妙喜庵の敷地内に
茅葺き屋根と土壁で作られた待庵
その広さは畳2枚分
余分なものは削ぎ落とし
亭主と客が相対するためだけの空間
誰もが同じくこうべを垂れる「にじり口」と呼ばれる入り口や
薄明かりの空間は利休さん以後の様式
つまり
いまの茶室の原型
畳2枚分の広さ
てきいたら狭そうなイメージだけど
斜め天井や窓のおかげで心地好さそう
利休さんが活躍したのは戦国時代
今日茶をともにした人とまた会える保証はない
歴史の教科書に名を残した人もそうでない人も
ここで「一期一会」の茶を味わってたのかな
そんな場所が500年近くたった今も在るのがすごい
残念ながら中には入れないけど
秀吉も踏んだ踏み石を一緒に踏んできた
なんか不思議
つづいてはお釜
大西清右衛門美術館
千利休が好んだ千家十色の釜師・大西家
約400年京都で茶釜を作り続けてる
美味しいお菓子とお茶を頂いた後に
歴代の釜を解説して頂くる(要予約)
普段茶釜見ることのないをたくさんの茶釜
年代物に見えて実は新しかったり
新しそうに見えて実は古かったり
好みの茶釜選びをすると
みんなバラバラで面白い
歩き回ったあとは
京の名物・豆腐料理
蓮月茶や
美味しい料理と今日一日の思い出話を肴に楽しい時間
生麩&生湯葉美味しい
お腹が満たされたら宿へ
今回の宿は京町家
風情があって素敵
お風呂は近くの銭湯・梅の湯へ
なんとも言えないレトロ感
廃業寸前の銭湯を20代の今の店主が引き継いだそう
要所要所に遊び心があっておもしろい
お風呂上がりは関西名物冷やしあめで
そんなこんなで
たっぷり楽しんだ茶の湯旅1日目終了